2011年8月25日木曜日

Steve JobsのCEO辞任は「普通の会社」としてのAppleの巣立ちか

The History of Jobs & Apple  1976〜20XX (100%ムックシリーズ)各所で報道されている通り、Steve Jobs氏がAppleのCEOを辞任しました。
これを受けて各所ではAppleがまた(Jobs不在の)暗黒時代へと戻るのでは、というネガティブな論調が多く見られますね。
しかし当分の間はAppleもJobs影響下の企業風土を維持するでしょうし、何しろ莫大な現金を内部留保してもいるため、短期的にはJobs辞任がApple没落に直結するとは考えにくいかな、と僕個人的には考えています(CEO辞任後もAppleには留まるとのことだし)。
確かにJobs復帰前(特に90年代中期)のAppleは暗黒時代と呼ばれるのも否定できないほどの迷走と経営悪化の渦中にあり、Jobs復帰以降に劇的なV字回復と高度成長を遂げたのは事実です。でもかつてのJobs不在時代にもAppleは"Newton"のような革新的製品を開発していたわけだし「普通の会社」としてのAppleはまだまだ大丈夫なんじゃないかな。
あれだけの組織がいつまでも一個人のカリスマ性に頼っていくわけにもいかないでしょうしAppleという企業がいよいよ親離れの時を迎えたと考えるのが妥当なのかもしれませんね。

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